(……ここは?)
目の前に映ったのは、見慣れない天井だった。

少女の首には、頑丈な首輪。
それは壁に繋がれ、外そうにもびくともしない。

「な、何なの!? どうして首輪なんて……!?」

あまりにも想像を超えた現実に、頭の中が激しく混乱してパニックになる。
物音が誘ってしまったのか、部屋の扉が開かれ男が少女のもとへと近付いてくる。

息を呑む少女に語られた、監禁生活の始まりの声。

「お前は俺の物になったんだ。
これからずっと、俺のオモチャになるんだよ」